内部監査のつくり方 3

監査マニュアル、不備コード表などをつくった後には、実効性をあげるための策を講じます。

監査マニュアルは全社に公開

 作成した監査マニュアルは、全社に公開しチェックポイント集としての活用を促すと、各職場での内部統制の整備がすすみます。監査マニュアルを公開しているのに、監査に入り不備が続出する営業所ではを、マネジメント担う営業所長等の取組姿勢が疑われるのです。監査での成績が、営業所長などのマネジメントへの取組度合いを勤務評定に直結させることも可能になるのです。

 また、不備の実例についても積極的に公開すると更にマネジメントの強化につながります。不備事例の公開は、営業所評価への公平性を欠くという意見もあります。不備事例に対して後で監査を受ける営業所の方が有利になるということです。しかしながら、不備事例から他の営業所でもその弱点への対処がすすむので、内部統制強化となるのです。全社のことを考えると、公開の方がメリットが大きいのですが、こういった判断ができるのは外部のプロならではです。

自店検査の作成

監査マニュアルのキー項目については、定期的な自店検査項目とし継続的にチェックすると、更にマネジメント強化への取組につながります。キー項目は、当局ガイドラインと社内ルールの対査で、何度も現れる項目などがあたります。営業所それぞれでPDCAサイクルをつくりだしておくのが、プロの監査です。

 

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PDCA


 それぞれに PDCA まわしけり(^^♪

 

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